2021-03-11 小説2『よかったねぇ』 ついに、僕が書いたラノベが電撃大賞を受賞した。 これでやっとニートからラノベ作家になれたのだ。 書き上げるのに、3年を費やした。 僕は、家族のみんなに報告した。 おばあちゃんが言った。 「よかったねぇ」 おじいちゃんが言った。 「よかったねぇ」 母さんが言った。 「よかったねぇ」 父さんが言った。 「よかったねぇ」 ポチが言った。 「よかったねぇ」 タマが言った。 「よかったねぇ」 僕は、その晩自殺した。