小説2『よかったねぇ』

ついに、僕が書いたラノベ電撃大賞を受賞した。

これでやっとニートからラノベ作家になれたのだ。

書き上げるのに、3年を費やした。

僕は、家族のみんなに報告した。

 

おばあちゃんが言った。

「よかったねぇ」

おじいちゃんが言った。

「よかったねぇ」

母さんが言った。

「よかったねぇ」

父さんが言った。

「よかったねぇ」

ポチが言った。

「よかったねぇ」

タマが言った。

「よかったねぇ」

 

僕は、その晩自殺した。