遠ざかる原風景

最近、色々なものを許せるようになってきた。

 

昔はこだわりを持って拒絶していたことが、「あれもいいね、これもいいね」となってきた。

寛容になったといえば、聞こえはよいが、結句、色々とどうでもよくなってきたのかもしれない。

 

昔は不自由ではあったが、不確かな強さはあった。

とは言え、今の自分にも「核」と呼べるものはあり、それは誰であっても揺るがせにはさせたくないとも思っている。

 

完璧主義が己を苦しめることは理解っているが、己を欺いて全てを中途半端にするならば、かえって自分を責めることになるという思考回路。

 

「憂鬱の楽園」は、俺を苦しめ苛んだが、同時にある種の安らぎを与えてきた。

完璧にも思えた楽園が罅割れ始めたとき、果たして両手を上げてそれを手放すことは出来るのか。

 

マゾヒズムサディズムがコインの裏表であるように、闇と光は、実は非常に近い場所に位置している。

 

俄かに増えたかに見えた選択肢を前に、未来の「俺」が選択する結末とは......

融和する悪意、中和される真実

やはり俺は、悲しみに対しては、ただ真っ直ぐ見据えて立ち向かってゆくという、いたって正当なアプローチを取っていくしかないという結論に至った。

 

これまで色々と悲しみに対して取り組む者を見てきた。

中には、酒や薬、ギャンブルや風俗で悲しみから目を背ける者もいた。

俺は出来るなら、彼らが斥けた悲しみも背負いたいと思った。

自分の弱さをごまかして、強がることしか出来ない、不器用な彼らを愛おしく思った。

 

悲しみは、ロックであり、セクシーである。

そして、悲しみの先には、真実がある。

俺はそう、確信している。

 

音楽9「愛してるって言って」

今回は「アイドルソング」を意識して作った・・・はずが、出来上がったのを聴いてみたら、予想以上にヴィジュアル系っぽくなってしまった!(笑)

まぁ、アイドルはヴィジュアル系だし、ヴィジュアル系はアイドルだからな(笑)。

 

そもそもの試みとして、俺がこれまで続けてきたバンドサウンドによるアレンジをやめて、テクノ系の音で作りたいというのがあった。

バンドって、やっぱ「集団感」みたいなのがあるからな。

電子音系のアレンジで作ってみたら、より一人の感じ、孤独な感じを表現できるのではないかと思ったのだ。

とはいえ、俺は普段からそっち系の音楽をほとんど聴かないので、アレンジは、俺がいつもお世話になっている作曲の先生に丸投げする形になった。

俺はチャラいユーロビートみたいな感じをイメージしていたのだが、先生がダブステップ系の重い音を入れまくり、結果的にメチャクチャカッコいいオケになったと思う。

 

歌詞の中心的なテーマは、「恋愛中の女性が抱く不安と孤独」です。

多分、アイドルも「私だけ見て」とか「(ファンに)離れないでいて」とか思ったりしてるんじゃないかな(笑)。

 

soundcloud.com

 

愛を感じたいの 温もりが欲しいの
今 どこで何しているの ねえ

抱きしめられたなら 満たされはするけど
さらに大きな愛を求めちゃう

貴方の 顔も 声も 性格まで
全部全部が好きだって言ったでしょ

愛してるって言って もっと好きと言って
ありきたりな言葉じゃなくて 態度で見せてよ
愛してるって言って ずっと好きと言って
貴方だけが 愛しすぎるの

 

また一人 不安で 孤独感癒えずに
答えの出ない問い 繰り返す

こんな私なのに これから先続くの
凍えそうな心を温めて

Ah いつか この恋も終わりが来るの
他の子にはいつ乗り換えるつもりなの

愛してるって言って どこが好きか言って
私だけを見ていて もっと安心させてよ
愛してるって言って 気が済むまで言って
頭の中 貴方ばかりよ

 

愛してるって言って(GIVE ME LOVE)
どこが好きか言って(FALL IN LOVE)
私だけを見ていて もっと安心させてよ
愛してるって言って(GIVE ME LOVE)
離れないでいて(FALL IN LOVE)
貴方だけが 全てなのよ

 

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傷付いた心を癒す哀しい詩(うた) JILS「SAD SONGS」

ヴィジュアル系シーンにおいて、20年以上にわたって悲しい音楽を創り続けている男がいるらしい・・・。

D≒SIRE(デザイア)のヴォーカル、幸也が、D≒SIRE解散後、悲しきソロ活動を経て結成したバンド、JILS(ジルス)のファースト・アルバム「SAD SONGS」。

俺がこのアルバムを初めて聴いたのは、多分20歳か21歳の時だったと思う。

別にわざわざこんなタイトルを付けずとも、彼の音楽は大抵悲しいが、それだけにバンドの気合いが感じられる名盤となっている!

 

Tr.1 「SAD SONG」

散文詩:幸也 作曲:幸也

ピアノとシンセによる1分弱のインスト・・・のはずなのだが、ブックレットには散文詩と称して、「君は行ってしまった・・・」から始まる、幸也によるなんだか異常に感傷的なポエムが載っているぞ(笑)。

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うん、なんか分からんけど、とてつもなく哀しい事があったのだろう・・・。

インスト曲なのにも関わらず、歌詩(幸也はこう表現する)を付けてしまうのが、この人のオリジナリティであり、俺が大好きなところなのだ!

のっけから幸也ワールドが堪能できるぞ(笑)。

 

Tr.2 「SADNESS」

作詩:幸也 作曲:舜

ギターの舜による疾走感のある曲。俺はD≒SIREの聖詩の繊細で哀しいクリーンアルペジオも好きだが、JILSの舜のザクザクした激しいカッティングも好きなのだ!

幸也の悲しみ全開の泣きじゃくり歌唱によって、もはや歌詩は聞き取れないが、とにかく悲しいという事は伝わってくるぞ!(笑)

www.youtube.com

ちなみにこの曲、後にメンバーチェンジを経て再録されているが、幸也が高い声が出なくなったためか、キーが下げられている

再録の中でも一番悲しいヤツじゃねぇか(泣)。

 

Tr.3「SOLITUDE」

作詩:幸也 作曲:MARIKI

「SADNESS」とは違い、サビで感情をあえて爆発させない事で、穏やかな哀しみを表現しているような曲。温かさを感じさせるようなサウンドが、何故だろう、逆に物悲しく聴こえてしまうのだ(泣)。

 

Tr.4「Re:pray」

作詩:幸也 作曲:蓮 

 「SOLITUDE」で感じていた穏やかな哀しみが、ゴメン、俺、もう耐えられない。吐(だ)しちゃうね。

イントロの緊急哀しみ速報(ノイジーなギター)が開けると、総(すべ)てを喪(うしな)った男、幸也の慟哭が始まる。

Bメロからサビにかけての流れが素晴らしい!名曲!

 

Tr.5「Suspicious」

作詩:幸也 作曲:徹

 重くて激しいダークな曲。サビの後には、幸也の謎セリフ「潜在意識の中、背徳の殉教者が贖う・・・」、そして貴重な幸也の絶叫シャウト!

ヴィジュアル系としてやっていくためには、こういう曲も必要なんです・・・。

そんなヴィジュアル系の哀しいサガを感じさせる曲。

 

Tr.6「Sin ~約束の日、絶望の花咲く丘で~」

作詩・作曲:幸也

幸也作曲の長尺バラード。俺、何度この曲に泣かされたか分からねえ・・・。

数あるヴィジュアル系バラードの中でも、(俺的に)5本の指に入るであろう大名曲!

soundcloud.com

 

Tr.7「心の音 -beat of mind-」

散文詩:幸也 作曲:幸也

ピアノとシンセによる4分20秒のインスト(幸也の哀しいポエム付き)。

俺は、この曲を聴きながら夜の海沿いを歩くのが好きだ。

暖かく、優しい気持ちになれるから・・・。 

哀しみを知ることで、人は少しだけ優しくなれるのかもしれない・・・。

そんな事を感じさせるエンディングだ。

 

このアルバム、メンバー5人全員が作曲しているのが良いな。

ワンマンに思える幸也だが、意外と彼が本当に望むのは仲間たちとの絆であり、だからこそ彼は孤独の悲しみを深く嘆くのかもしれない・・・。

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鬱病無職の受難 ~安定を失った僕から~

どうやら俺には2種類の生き方しか残されていないらしい。

1つは、負けを潔く認めて、敗北者としての人生を生きること。もう1つは、負けてないフリをして、現実から目をそらし、白痴として生きること。

すなわち前者は労働者、後者は無職としての生き方ということになるが、いずれにしても負けが確定している人生なので、気力など湧いてこようはずもない。

運命の分かれ道では、常に間違った道を選び続け、サイコロを振れば、常に1の目が出続けるという人生を生きてきたのだから、自分など信じられようはずもない。

 

絶望に溺れ、それを自虐的に愉しむことで、なんとか生に意味を持たせてきたわけだが、そんなふうに積み重ねてきた歳月はひどく虚しく、見て見ぬフリをしても、自分自身が確実に磨り減っていっているのを感じている。

 

物心ついた頃から、自分の人生に実感が持てないままでいる。俺の魂は、幼少期に抱いたかすかに淡い色合いを失くし、実体はぼやけてしまった。

 

悲しみから心を閉ざし、その結果孤独になり、孤独が絶望を生み、絶望からまた新たな悲しみの種が吐き出される。

 

もし、すべてが夢ならば・・・、そんなふうに思って眠りにつくが、朝になればまた虚無に満ちた日常を生きなければならない。

いつか、見えない鎖を断ち切り、絶望の沼から這い上がる。そんな日を夢見ながら・・・

音楽8「Tell me 幸せの在り処」

俺です。

1年ぶりに曲を作りました。

 

「大好きだった彼氏に振られて、何もかもが虚しい、悲しい、寂しい・・・、どうすれば幸せになれるの?」って感じの女性をイメージした曲です。

 

今回は、今までとはまったく違う曲の作り方、歌詞の書き方をしてみた。

ファンクのリズム感を意識して、Aメロ、Bメロはまぁいつもの歌謡メロって感じだが、サビでは16分を連続させてスリリングで緊張感のある感じが出せればいいなぁと思って作った。

 

俺のフェイバリット・ミュージックは90年代のヴィジュアル系バンドであり、「悲哀・孤独・絶望」の表現には、それが最も適していると信じてきたのだが、違うジャンルの音楽を聴いてみて、必ずしもそうでもないのかもしれない、という事に、今さらながら気付き始めてきた。

テーマさえしっかり確立しておけば、90年代ヴィジュアル系のフォーマットに固執する必要もないかもしれぬと思えてきたのだ。

 

そういうわけで、今回はいつもの90年代ヴィジュアル系らしさはあまり意識せずに作ってみたのだが、よろしければ聴いてみてください。

 

歌詞

 

あの子みたくセクシーなら 長く続いてたかな
思い出にうなされる夜

頭の中 どこかではこうなると分かってた
心を許しすぎたみたい

Ah 恋心はいつでも Uh 移り気な幻

心まで満たしてよ 傷痕を癒してよ
幸せを掴む方法 Tell me
私を追いかけてよ 優しく慰めてよ
一人の夜が怖いの

 

こんなにも寂しい夜 涙がこぼれるわ
月だけが私照らして

良くない予感ばかりが 現実になるのね
夢で見た通りの結末

Ah 優しさなんてウソね Uh 我が身可愛さでしょ

ただ愛されたいのよ 何をしてもいいのよ
理屈やめて 愛をもって Hold me
傷付くのが怖くて 震えてるの いつかは
強い女になりたい

 

Ah 眠れぬ夜が過ぎる Uh もう慣れているけど

心まで満たしてよ 傷痕を癒してよ
幸せを掴む方法 Tell me
私を追いかけてよ 優しく慰めてよ
一人の夜が怖いの

ただ愛されたいのよ 何をしてもいいのよ
理屈やめて 愛をもって Hold me
傷付くのが怖くて 震えてるの 今夜も
一人の夜になりそう

 

 

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